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親の介護不安、一人っ子でしかも遠距離、独身な自分が調べた在宅介護サービスなど

 2018/09/13 介護福祉
この記事は約 9 分で読めます。 4,767 Views

介護の地域サービスは本当に利用価値あるの?

介護を始めて1人では大変なことたくさんありますよね?そんな時、地域サービスを利用してみたらとっても助かりました。という話も。しかし、分かりにくのが、介護。介護のサービス、地域サービスって何があるの?使える?調べてみました。
 介護中に地域サービスを利用したことってありますか?1人で介護をしていると、煮詰まってくることもありますよね。でも毎回サービス利用じゃちょっと心苦しいことも。介護の負担が大きくなってきたら、地域の便利屋さんやボランティアサービスを利用してみるのも手です。負担なく、介護する人もされる人も気持ち良く生活したいですもんね。

介護便利屋さんを探す、信頼できる便利屋さんを!

親世代になると、高い位置の電球や蛍光灯の交換ができない。大きな荷物の移動もたいへん。無理をして椅子に上 がって、足を踏み外し骨折なんてことも。とはいえ、離れて暮らす子が電球交換だけのために親の家へ行くのは負担が大きいですよね。
そこで、親の家の近くに信頼できる『便利屋さん』を見つけておくと、文字どおり便利。ネットや地域のクチコミで探し、何かのときに試してみるといいでしょう。親が「話しやすい人」と思ってくれたら決定です。次回もその業者にお願いできますもんね。
費用は、出張費が3000円ほど。プラス作業代という料金設定のところが多いです。実際、遠くの親が家具移動に利用したところ、約1万円。ちょっと割高な気もしますが、即問題解決できるのは、とても助かりますよね。親も喜んでいた様子。子としても、「行かなきゃ、行かなきゃ」と気にかける必要がなくなり「気持ちがラク」との声も!

社会福祉協議会『住民参加型ボランティアサービス』

「仕事」として困りごとを解決してくれる事業に「便利屋さん」があります。 これに対して、地域の人々のボランティア精神で、社会福祉協議会のサービスは成り立っています。地域には社会福祉協議会という機関があります。お役所に近い位置付けですが、じつは民間機関なんですよ。役所に連絡先を問い合わせてみましょう。社会福祉協議会のなかには、お年寄りの困りごとを支援するサービスを実施しています。
東京都中野区では「高齢者困りごと支援事業」という名称で実施。年を重ねても住み慣れた地域で安心して暮らしたい。そんな思いから、地域の人々の参加と協力を得て、困りごとを解決しています。区内で暮らす、おおむね70歳以上のひとり暮らしのお年寄り、またはお年寄りだけの世帯が対象です。電球交換や荷物移動など30分以内で完了する作業をしてくれます。費用は無料。
一方、「単発」の困りごとではなく、継続的な困りごともありますよね。食事のしたく、衣類の洗濯、住居の掃除、買い物、話し相手などなど。それに対応する定期的な訪問サービスも「ほほえみサービス事業」として実施されています。社会福祉協議会によってサービスの名まえ、活動、金額は異なりますが、利用条件に該当すればとても助かるサービスです。
遠くで暮らす親の生活が不安になる。毎回通って食事の支度などの介護が大変。そんなことって多くありますよね。負担が大きくなったとき利用してみるといい、便利屋さんとボランティアサービス。毎回頼むのは、子として心苦しいかもしれません。でも仕事が忙しく介護に行けない、遠くて頻繁に親の元へ行けない。そんなときは、地域サービスを利用してみるのも手です。

遠距離でも大丈夫。介護の相談窓口知ってる?

介護の相談ってどこですればいいんだろう?親のひとり暮らしが不安になってきた。そんな時、地域で介護について色々相談できるところがあるらしいと聞いたから、地域相談窓口をざっと調べてみました。
介護の相談ってどこにしていいの分からず、1人で溜め込んでしまうもの。それでなくても親の家は遠くて介護に頻繁に通うのも大変。介護の地域相談窓口って知ってる?「社会福祉協議会」「地域包括支援センター」「保健センター」「病院の相談窓口」「民生委員」あなたの親の地域にもあるはず。親の日常生活に不安が出てきたら、相談してみるといいよ。離れて暮らしながらでも親を支えることってできるから。

地域包括支援センター
無料でお年寄りやその家族から様々な相談に応じる。その他、相談内容に応じた各種の保健・福祉サービスが受けられるよう、市町村・関係機関と連絡調整を行う。
保健センター
保健師などが認知症や介護に関する相談に応じる。
病院の相談窓口
医療ソーシャルワーカーなどと呼ばれる相談員が相談に応じる。病院への要望や意見を聞く、退院後の療養生活・社会生活に関する心配や不安を聞く、医療機関や施設などの情報提供を行う。
民生委員
お年寄りの福祉に関して様々な相談に応じる。介護支援サービスの窓口への紹介なども行う。

地域相談窓口の利用基準はあるの?

上記のような地域の相談窓口があっても、「介護が必要になった人が受けられるサービスでしょ」と思われがちですが、そうではないんです。利用開始時期は、日常生活に不安が生じてきた時なんですよ。親の老いが気になりはじめたら、こういった地域においてのサービスの情報が集まっている地域相談窓口の場所や連絡先を確認しておきましょう。ここで相談対応してくれる人たちも、親とあなたの『味方』。これらに加え、インターネットは大きな味方となります。

WAM NET(ワムネット)
社会福祉・医療事業団が運営。福祉・介護保険情報、全国の介護保険事業者情報の検索などを提供しています。  遠距離介護コミュニティーで離れて暮らす親をケアするための情報がたくさんあります。掲示板やメルマガも。 NPO法人パオッコが運営。

介護は地域の人々を『味方』に!

離れて暮らす親を援助しようとしても、自分の生活がある。頻繁に親の家に行ける環境ではない。電話も限界がある。
どうすればいいの?解決策は、親が暮らす地域に『味方』をつくること。親戚やご近所、民生委員さんなどが考えられます。また親の暮らす家が故郷の場合は、幼なじみなどあなたの友人が近隣に暮らしているかもしれません。

でも、すべてお願いするわけにはいきませんよね。「不遠慮な子ども」となってしまいます。そこで、親の家に行った際に挨拶などを心がけてみましょう。お隣の人から「あなたのお母さん、最近調子が悪そうよ」と話をしてもらって、病院に行ってみたところ、病気が判明したというケースもあります。また「怪しいリフォーム会社が出入りしているわよ」と言ってもらって、悪質業社からの被害を免れたとうケースもあります。

ご近所さんから親の日頃の様子を教えてもらったり、心配な点を教えてもらえたりするので、挨拶は大切です。もともと親はそういうご近所のなかで支えられて生活しています。親が支えていることもあります。また、核家族がごく普通となった現在、それぞれの地域にはお年寄りをサポートするサービスメニューは、とても多くあります。上手に活用することで、離れて暮らしながらでも親を支えることが可能になるんです。

地域での子の役割とは?

外部にお願いをする『アウトソーシング』にも、マナーやルールがあります。 地域の人々や地域サービスに支えてもらうと言っても、『お願いします』というひと言で丸投げはできません。親が何か困っているらしいことを知ったら、親に対して、具体的にどういうサポートがあったら助かるかを確認することがスタートです。そして、そのニーズを満たしてくれそうなサービスを情報収集したうえで、取り入れます。
この一連の作業は他人では難しいので、本人か家族の役割。『介護保険制度』に関しても、市町村がサービスの種類や提供期間を決定するのではなく、利用者の選択により、色々な保健医療サービス、福祉サービスを総合的に受けられるサービスと位置付けられているのです。これは「利用者本位」という考え方です。
「利用者本位」という言葉の語感はいいのですが、現実には心身機能が低下した高齢者が自身のニーズを把握して、しかも契約という行為をするということは難しい。そのため「家族の出番」となるのです。子が複数いる場合は注意!

親は子どもごとに訴える内容を変えてくる場合があるからです。悪気があるわけではなく、子どもにより気を許せる部分が異なったり、相性があったりするためです。そして、きょうだいがそれぞれ別のことをサービス提供機関や地域の人たちに連絡したりすれば混乱することになるでしょう。親の情報は、きょうだいで共有しましょう。そして、親・子で意見集約したうえで、外部の人たちと連携するとよいでしょう。

親の老いが気になり始めて・・・病院に連れて行こうか。どうしたらよいのか。と迷いますよね。まずは、地域の相談窓口があるので相談してみるといいかも。ご近所さんたちも話をしてみると、あれこれと情報をくれたり、親身になってくれる人もいます。介護に関して、子だけで抱え込まず、相談してみましょう。

地域外出サービスを車の運転に不安があるうざい親に提案しよう!

親の外出時、車の運転って心配じゃないですか?まだ介護を必要としていないけど、少しずつ身体能力の衰えを感じてきた。通院、買い物などに行く際、まだ自家用車を運転している親が心配。そんな時に助かるのが、地域の外出支援サービス。
地域によって名称や内容は様々(残念ながら、それらしきサービスが存在しない地域もあるので各自治体に確認を)。親の外出時は車ですか?まだ運転してる?介護サービスを必要としていない親でも、車の運転に不安が出てきたら、地域の外出支援サービスを利用しましょう。地域で買い物をするときや通院などにとても便利なサービスです。タクシーの料金助成がある地域もあります。

地域スーパーで取り入れている送迎サービス!

民間のスーパーマーケットなどのなかにも、送迎サービスを実施しているところがあります。対象となるのは、高齢だったり体が不自由だったりする顧客。自宅へ迎えに行き、買い物後、また自宅まで送り届けてくれるんです。それほど普及しているサービスではないものの、実際利用している高齢者からは好評です。

逆に「移動販売車」で巡回し、食料品、日用品などを販売するサービスをおこなう業者もありますよね。いずれも、親の暮らす地域にあったら助かるサービス。地方自治体が、買い物弱者支援として民間に経費補助しているケースもあり、今後の広がりに期待!

タクシー料金補助がある地域があるって本当?

そして探してみたいのは、自治体が地域で暮らす高齢者や体の不自由な方を対象に実施しているサービス。愛知県半田市では、外出する際に利用するタクシー料金の基本料金の9割を助成するサービスがあります。助成回数は、原則年24回。対象は、一般の公共交通機関を利用して外出することが困難で、介助なしには外出することができない高齢者などです。愛知県豊田市は、「自動車学校のスクールバスを利用した高齢者等交通対策事業」を実施。この事業は、市内2校の自動車学校が、高齢者や障害者を対象に、教習生送迎用バスの空きスペースを社会貢献として無償で開放したもの。無料で利用できます。

地域の社会福祉協議会が、地域住民の社会貢献活動によって、買い物や通院の送迎サービスを実施するところもあります。地域の人々がボランティア活動として、車を運転し送迎してくれます。公共交通機関の不便な地域に暮らす親は、買い物や通院に不自由を生じることがありますよね。その「足」になろうと、毎週のように親元に車で通う子もいるようです。ですが、片道2時間3時間もかかる距離だと子も辛いです。それに、子が運転免許や自家用車を持っているとは限らない。
たとえ車を持っていても、新幹線や飛行機を使うような距離だと、実家に行っても、「足」となる車がないと、結局は子もタクシー利用で買い物に行くことになってしまいますよね。そんなときは、地域の外出支援サービスを親にすすめてみるとよいですね。

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