豚の喉軟骨とは?カロリーや臭み取りの下処理方法、レシピなど豚の喉軟骨まとめ
「ナンコツ」っていいますと、一般的には「鶏のナンコツ揚げ」がポピュラーですね。
今回ご紹介するのはナンコツと言っても豚のナンコツの方です。
コリコリと食感がたまらない一品は鶏のナンコツとはまた違っていて、隠れたファンも多いんですよ。
このページではそんな豚の喉軟骨の調理方法や下処理方法、カロリーやレシピなどをまとめました。
豚の喉軟骨って何?
豚の喉軟骨とは、その名の通り豚の喉仏にある軟骨のことを言います。
喉仏と言う小さな部位ということから、豚1頭から20gしかとれない大変希少な部位です。
焼肉屋などでは通称「ドーナッツ」と言われ、沖縄では「びーびー」と呼ばれることもあります。
煮る?焼く?豚の喉軟骨の調理方法
豚の喉軟骨のポピュラーな食べ方はシンプルに焼くこと。
軟骨独自のこりッとした歯ごたえを楽しみことができます。
脂分もあるので、コショウとレモン汁などにつけていただくと美味しさ倍増です。
私はこのシンプルな食べ方が一番好きです!
薄く切ってあるので、口にも残りにくくホルモンが苦手という方にもオススメできます。
また、実は豚の喉軟骨は焼く以外にもいろんな調理方法でいただくことができます。
まずは煮込み。
豚の喉軟骨を煮込むとコラーゲンが出るのでトロトロになり、味噌煮込み・黒酢煮込みなどにもぴったりです。
お肉のホロホロ感と軟骨の歯ごたえが絶妙な具合に仕上がります。
炒め物でも大活躍。
例えば、野菜と炒め物にすると、野菜のシャキシャキと軟骨のコリコリ感の組み合わせで、食感が楽しいおかずになります。
他にも、細かく刻んでミンチとして混ぜて、コリコリした食感のつくねやハンバーグなどたくさんのレシピにアレンジできます。
豚の喉軟骨の下処理方法
豚の喉軟骨を家庭で調理する前になるべく下処理をしましょう。
下処理をすることによって、肉が柔らかくなり臭みがとれるので、やらないよりも格段に美味しくなります。
- 鍋に水と豚軟骨を入れて加熱する
- 沸騰して5分たったら茹で汁を捨てる
- お肉にアクがついていたら水で軽く洗い流す
- 鍋にネギの青いところと生姜、塩、酒、水を加えて、肉が柔らかくなるまで再度加熱する
もしご家庭に圧力鍋があれば、短時間で肉を柔らかくすることができ、簡単に下処理ができます。
豚の喉軟骨のカロリーは高め?
コリコリとした食感の豚の喉軟骨。
イメージとしてはカロリーが低そうな感じがするのですが、実際にはどうなのでしょうか?
豚の喉軟骨のカロリーは100gあたり166kcalほどになります。
一般的な軟骨で食されている鶏の軟骨は100gあたり54kcalほど。
比較すると分かりますが、豚の脂がのっているので以外とカロリーはあるんです。
ただ、一般的な豚バラ肉が100gあたり386kcalですので、豚肉としてはやや低めな部類になりますね。
また、こちらは調理前のカロリーであり、実際に摂取する時はカロリーがさらに高くなる点にも注意しなくてはなりません。
糖質制限に豚の喉軟骨
以外にカロリーがある豚の喉軟骨。
でも、実は糖質制限中の方にはぴったりなんです。
なぜかというと、
「喉軟骨の100gあたりの糖質量は0g」なんです!!
ですので豚軟骨は糖質制限向けの食材と言って過言ではないでしょう。
ただし、カロリーと同じように、このデータも調理前のものになっています。
調味料によっては糖質量が増えてしまうので、調理法には注意しましょう。
特に砂糖など甘い系の味付けをする煮物は糖質が上がりやすいです。
糖質制限中はなるべく薄味にするように心がけましょう。
豚の喉軟骨のレシピ集
ここからは豚の喉軟骨のレシピをご紹介します。
自分が好みの調理法で様々なお味を楽しんでみてくださいね。
豚のど軟骨の塩焼き
シンプルに塩焼きがやっぱり美味です。
【材料】
豚のど軟骨スライス 200~300g位
ワケギ 適宜
塩・胡椒 適宜
お好みの薬味(柚子胡椒、ポン酢、七味など)
【作り方】
- フライパンに油を引き、豚喉軟骨を炒める。
- 火が通ったら、塩・胡椒にお好みの薬味(ポン酢・柚子胡椒など)を入れて、味を整える。
- 火を消して、ワケギをいれて全体を混ぜ合わせ出来上がり。
豚のど軟骨の唐揚げ
軟骨と言ったらやっぱり唐揚げ。
お酒が進む一品です。
【材料】
< 具材 >
豚のど軟骨約150g
ニンニク 1片
< 調味料 >
☆塩ひとつまみ
☆酒大さじ1杯
☆みりん 大さじ1杯
☆醤油大さじ1杯
☆胡麻油 小さじ2杯
小麦粉大さじ1杯
片栗粉 大さじ1杯
【作り方】
- 豚のど軟骨を食べやすい大きさにカットする。
- すりおろしニンニクと☆の調味料を全て加えて、冷蔵庫で1時間程度置いて味をなじませる
- 漬けておいた豚のど軟骨に小麦粉、片栗粉を加えて和える
- 油で揚げる 低い温度でじっくりと火を通した後に、高温でカラッと揚げる方法がオススメ
いかがだったでしょうか?
豚のど軟骨についてまとめてみました。
まだまだ豚のど軟骨はマイナーなホルモンのひとつかもしれません。
でも鳥の軟骨とはまた違ったコリコリ感は病みつきになること間違いなし。
もし焼肉屋さんやお店で見かけたら是非味わってみてくださいね。
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