ウィークリーマンションとは?メリットやデメリットなどウィークリーマンションの特徴まとめ
ある事情で数週間泊まれるところを探しているとします。
そんな時、あなたはどうしますか?
ホテルで毎日過ごすには、コストがかかりすぎる。
賃貸マンションを契約したとても、お金や労力をかけて家具家電を運び込むほど長く住むわけじゃない。
そんな時にオススメなのがウィークリーマンション。
ウィークリーマンションはその名の通り、短期間住むことを前提としたマンションやアパートのことです。
ここではウィークリーマンションのメリットやデメリットなどウィークリーマンションの特徴についてまとめてみました。
そもそも、ウィークリーマンションって何?
ウィークリーマンションって聞くと、何をイメージしますか?
大手のウィークリーマンション業者のCMでもあるように、短期で賃貸マンションが借りれてしかも家具家電が付いている、というイメージの人が多いと思います。
もちろん、大体はそのようなイメージでOKです。
ただ、よくある賃貸マンションとは勝手が異なることが多いので、ざっくりとしかウィークリーマンションのことを分からずに契約しようとすると、契約時や入居後に驚くことも多くなるでしょう。
そうだったの!?とか
こんなはずじゃ。。。とか
こんな風に後悔したり恥をかかないためにも、不動産屋に行く前にある程度の予備知識はつけておきたいところです。
ウィークリーマンションのメリット、デメリットに分けて1つずつ見ていきましょう。
ウィークリーマンションのメリット【設備・値段・期間】
まずは、ウィークリーマンションのメリットについて詳しく見てみましょう。
ウィークリーマンションは一般的な賃貸マンションと比べてどんな特徴があるのでしょうか?
ウィークリーマンションは家具・家電が付いてくる
ウィークリーマンションと聞いたら、「家具・家電付き」を1番に思い浮かべる人も多いのではないのでしょうか?
短期で賃貸マンションを借りたい時に問題になるのが引越しです。
いくら短期だとしても必要最低限の家具・家電が必要になると思います。
でも、このために最初から家具・家電を買い揃えたり、業者に頼んで運んでもらうのは、初期費用が高くついてしまってもったいないですよね。
特に急な出張だったりして期間もないと、家具・家電を運んだり買うする時間が取れない人もいると思います。
こういった家具・家電の問題を解消するのがウィークリーマンションです。
ウィークリーマンションは短期間住む人をターゲットとしているので、生活に必要な家具や家電が最初から備え付けられています。
例えば、生活に最低限必要なこれ。
冷蔵庫/テレビ/電子レンジ/洗濯機/ベット
だいたい上記の設備は多くのウィークリーマンションに最初から備えられているところが多いです。
また、部屋によってはゴミ箱やハンガーなど備え付けられていて、引っ越したその日からスムーズに生活を送ることができます。
それに退去の時に家具家電の処分に困らないのも嬉しいですよね。
さらに最近増えてきたのが、部屋代にインターネット費用が含まれているウィークリーマンション。
スマホやPCでネット使うのは当たり前ですからね。
ネットを繋ぐためのめんどくさい手続きも不要で、金額を気にせず気軽に使うことができるので、とても人気なんです。
このように家具・家電が付いてくることは、ウィークリーマンション最大のメリットと言ってもいいでしょう。
ウィークリーマンションの設備の一例
とあるウィークリーマンションの設備・備品になります。
あくまで一例になります、不動産会社物件によって異なります。
参考までに紹介します。
電化製品
オーブントースター、エアコン、テレビ、トースター、ドライヤー、ビデオ、炊飯ジャー、洗濯機、掃除機、電子レンジ、冷蔵庫
家具製品
カーテン付き、テーブル、テレビ台、食器棚
キッチン備品
お玉、つまようじ、まな板、ガスコンロ、キッチン洗剤、スポンジ、スポンジ入れ、フライパン、フライ返し、ヤカン、蓋付鍋、缶切り、三角コーナー、食器類、栓抜き、鍋、布巾、片手鍋、包丁
バス・トイレ類
トイレットペーパー、シャワー、タオル、トイレ洗剤、トイレ用ブラシ、バスマット、バス洗剤、石鹸 、洗面コップ、洗面器、洗面所独立、脱衣所、風呂用スポンジ
寝具類
シーツ類、ベッド、寝具一式
備品、消耗品
ゴミ箱、スリッパ、ティッシュ、ハンガー、灰皿、鏡、靴べら、雑巾、洗剤、洗濯干し、物干し竿、目覚まし時計
部屋設備
BSテレビ、インターネット対応(有料)、クローゼット、バス・トイレ別、フローリング、洗濯機置場(室内)、冷暖房完備
ウィークリーマンションは敷金・礼金・仲介手数料が必要ない
短期で賃貸契約を行いたい人が次に問題とするのが、敷金・礼金・仲介手数料ではないでしょうか?
地域にもよりますが一般的な賃貸契約は、敷金は家賃の1ー2か月分、礼金は家賃の1か月分、それに加えて仲介手数料が1か月分必要になります。
短期で住む予定なのに、この初期費用はかなり痛いですよね。
でも、ウィークリーマンションなら大丈夫。
ウィークリーマンションは、敷金・礼金・仲介手数料が基本的に不要!
このように初期費用を安く抑えられることもマンスリーマンションの大きな特徴です。
ただし、注意したい点が1つ。
賃料は前払い制になります。
ですが総合的な支払金額は普通に賃貸マンションを借りるよりも圧倒的に抑えられます。
それに、この前払い制で入居の審査は緩いと言われています。
お金を用意できれば基本的にOKなので、保証人が不要であることも多いです。
また、退去時のの費用もあるとしても清掃費がかかる程度で済みます。
(もちろん、故意や過失で部屋の備品を壊してしまった場合は別に請求されます)
ウィークリーマンションは短期間でも部屋が借りられる
すでに何度も述べていますが、ウィークリーマンションは短期間で部屋を借りたい方向けのマンションです。
一般的なマンションは基本的に2年契約の形を取っているところが多いです。
もちろん2年間住まずに退去してもOKですが、中には解約金がかかることもあります。
ウィークリーマンションなら入りたい時に必要な期間だけの契約をすることができます。
旅行で1週間だけ
受験シーズンの2週間だけ
出張中の3週間だけ
こんな風に自分の好きな期間で契約が可能です。
期間が設定できることによって無駄なお金を出費せずに済みます。
ウィークリーマンションのデメリット【料金・インテリア】
良い点があれば、悪い点もあります。
ウィークリーマンションのデメリットを詳しく見てみましょう。
ウィークリーマンションは賃料が割高・前払い制
ウィークリーマンションは、基本的に一般的な賃貸マンションに比べて賃料が高いです。
長く借りるほど賃料が安くなるので一概には比較できませんが、その地域の同等の大きさの一般的な賃貸マンションより平均して2-3万くらい高くなります。
ウィークリーマンションは、家具家電が付いているので、賃料が高くなってしまうのは仕方のないのことなのです。
さらに、ウィークリーマンションは賃料が前払い制です。
そのため入居時に結構な金額が必要になってしまうことがデメリットの1つになります。
また、最初に契約期間に対応する金額を支払っているので、もしその期間まで住む必要がなくなってしまってもお金が戻ってくることがありません。
あらかじめきちんとした期限を決めてから入居するか、そういうものだと納得してから契約する必要があります。
物件によっては違約金が発生するところもあるので、契約時に確認するようにしましょう。
賃料についてデメリットとして紹介しましたが、家具家電は付いているので引越しの代金代ということを考えたりすると結果的には金額は抑えられます。
また、前払い制で最初にお金を払ってしまうので審査が緩いというメリットもあります。
ウィークリーマンションはインテリアにこだわれない
ウィークリーマンションは家具家電付きです。
これは大きなメリットですが、逆に言うと自分の好きな家具家電にすることができないので、インテリアにこだわることができません。
ウィークリーマンションに付いてくる家具家電は誰にでも受け入れられやすい無難なもののところが多いですが、気にする方は事前に物件の写真などで確認しておいたほうがいいでしょう。
短期間だからと、割り切るのも必要になってくるかも知れません。
家具家電付きという面から見る、デメリットをもう1つ。
当たり前ですがウィークリーマンションに付いてくる家具家電は借り物になります。
誤って壊してしまった場合など、自分の過失によってはその壊したものを弁償しなくてはいけない場合があります。
どこまでが自分の負担になるのか、契約時に確認しておきましょう。
ウィークリーマンションの水光熱費の扱いってどうなるの?
通常の賃貸物件ならば、水光熱費は月々自分が使った分を支払うことになりますよね。
ウィークリーマンションの場合は、基本的に一定料金となっている場合が多いです。
水光熱費はご存知の通り、月ごとに計算されて支払う金額が決まるので、週ごとに利用者が異なる可能性があるウィークリーマンションだと、個別の計算が難しくなるためです。
では、どうやってウィークリーマンションの光熱費が決まるのかというと
月額定額で決まっているパターン
住んだ日数に応じて一日単位で定額請求されるパターン(1日500~700円が多い)、
すでに水光熱費が賃料に含まれているパターン
上記の3パターンで請求されることが多いようです。
自分が使った分だけ請求されるわけではないので、気にせず気軽に使えるのはいいですよね。
ですが、あまり水道光熱費がかからない人には少々割高になるかもしれません。
こればかりは生活スタイルによって異なるので一概にお得か損かは言いにくいです。
お風呂によく入るとかシャワーでいいとか、自炊や冷暖房の使用具合でも変わってきますからね。
また、マンスリーマンションの水道光熱費はこのように定額である場合が多いので、2人以上で居住する場合は追加料金がかかります。
ただし、請求される金額が倍にされるわけではなく、一人分の金額の半額前後が追加となる物件が多いようです。
ウィークリーマンションの借り方と手順
では、実際にウィークリーマンションを借りたいと思った時にどうすれば良いのでしょうか?
ウィークリーマンションは一般的な賃貸契約と異なるのか、気になりますよね。
安心してください。
ウィークリーマンションと言っても基本的な流れは一緒です。
インターネットなどででウィークリーマンションの物件を検索してみましょう。
ウィークリーマンションは基本的に内覧・内見ができないことが多いです。
疑問などがあれば問い合わせをして、担当者に質問しておきましょう。
申し込みをして空室が確認できれば、不動産会社から指定の申込書がメールかFAXで送られてくるので、入居申込書の内容を確認後、申込書に記入・捺印をし、身分証明書など必要書類と併せて提出しましょう。 審査を通過すると、不動産会社から契約書と請求書が送付されます。 個人契約であれば郵送で「定期建物賃貸借契約書」など必要な書類が届きますので、よく読み込んでから契約書に署名と捺印をして不動産会社に返送しましょう。 賃貸借契約書はとても重要な書類です。 ウィークリーマンションの支払いは一括前払い制をとっているところがほとんどです。 支払い方法は不動産会社によって異なりますが、 ・銀行振り込み この3つの支払い方法をとっているところが多いようです。 入金が完了すると鍵の受け渡しになります。 鍵の受け渡し方は など、こちらも不動産会社によって異なります。 鍵の受け渡し時に物件の説明を簡単にしてくれる場合もあります。 また、最近では暗証番号で開錠するデジタルロックテンキーを採用し、鍵の受け渡し自体をなくしている物件も増えています。 鍵の受け渡しが終われば、自由に部屋に出入りすることが出来ます。 いかがだったでしょうか? ウィークリーマンションのメリットやデメリットなどウィークリーマンションの特徴についてまとめてみました。
提出後に申込み内容を元に審査を行なわれ、審査通過後に予約確定となります。
書いてある項目で分からないことがあれば、後回しにせず担当者に質問してください。
ハンコを押した時点で書いてあることに納得した、ということになります。
あとあと後悔しないためにも、この部分は慎重に行ってください。
・クレジットカード
・コンビニ払い
物件の近くの店舗に直接受取りに行く
入居するマンション
郵送
念のために部屋に入ったら、家具や家電・備品などに破損や不備がないか、ライフラインは開通しているかなど確認すると良いでしょう。
ウィークリーマンションは短期間の賃貸契約をしたい方にぴったりの物件です。
メリットやデメリットをしっかりと把握し、自分にあった借り方を検討するために参考にしてみてくださいね。