がごめ昆布の効果や効能は?高血圧・がん予防やダイエットにがごめ昆布パワーまとめ
今函館市のお土産でも人気沸騰中のがごめ昆布。
昆布と聞くと出汁をとるものと考える人も多いと思いますが、ヌルヌルの粘り気があるがごめ昆布はそのまま食べたり料理に使ったりするスタイルが大人気なんですよ!
健康や美容にもとてもオススメのがごめ昆布。
ここでは効果や効能、気になるダイエットへの影響など、がごめ昆布の知っておきたい知識についてまとめます。
がごめ昆布とは何?一体どんな昆布なの?
がごめ昆布の生息場所は北海道の函館近海で、世界でもこのあたりにしか生息していない大変珍しい昆布の一種です。
表面が凸凹で、籠の目のような姿から「がごめ昆布」と言われるようになったと言われています。
がごめ昆布の大きな特徴は、他の昆布よりも強いぬめり、ネバネバがあること。
だからがごめ昆布は出汁をとるのには不向きです。
昆布水やご飯の友などにして、ネバネバをそのまま食べるのに適しています。
そんながごめ昆布はその粘りが健康や美容にいいとメディアなどで話題になり、今一躍注目を集めているんですよ。
食べる前に知っておこう!がごめ昆布の嬉しい効果、効能
昆布って聞くとあなたは何をイメージしますか?
ヘルシー、健康や美容に効果がある、髪にも良いなどなど一般的に色々言われていますよね。
実際に昆布には、以下の効果、効能が期待できます。
・ヨウ素(ヨード)、ビタミンB2による美肌効果
・ビタミンB1による疲労回復・美髪・美爪効果
・食物繊維やグルタミン酸によるダイエット効果
さらに、健康面への効果として、
・高血圧の改善
・免疫力の向上
・胃腸の健康促進
・貧血予防
・動脈硬化予防
などなど、老若男女みんなに食べて欲しいスーパーフードなんです!
がごめ昆布についても同じような効果効能が期待できるのですが、一般的な昆布よりもがごめ昆布はもっと凄い!
なぜなら、がごめ昆布の特徴であるぬるぬるの主成分は
「フコイダン」
「アルギン酸」
「ラミナラン」
と言って、良質の水溶性粘性多糖類または水溶性食物繊維になります。
中でもがごめ昆布のフコイダンの含有量は、真昆布などの他の昆布と比べても2倍以上とされているんですよ。
それでは、がごめ昆布の期待される効果や効能について詳しく見ていきましょう。
高血圧予防、ダイエット、がん予防に。がごめ昆布のフコイダンの効果
天然のがごめ昆布1kgあたりフコイダン40~50gを含有しています。
フコイダンは昆布などの海藻類のネバネバに含まれている成分のことで、水溶性食物繊維の1種です。
フコイダンによって期待される健康効果は以下の通りです。
血糖値の急上昇を防ぐ
がごめ昆布に多く含まれるフコイダンは糖質の吸収を穏やかにする働きがあります。
糖質により血糖値が急激に上昇すると、インシュリンが分泌され糖質を脂肪として貯め込んでしまいます。
フコイダンの粘着性により胃腸内をゆっくり移動するので、お腹がすきにくく、食べすぎを防ぐことが糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑え、余分な脂肪を蓄えるのを防いでくれます。
コレストロールを減らす
フコイダン特有の粘着性で腸内の余分なコレステロールや胆汁を体の外へ放出してくれます。
余分なコレステロールや胆汁を体外へ出すことによって、悪玉コレステロールを減らす事ができ、さらには動脈硬化の予防が期待できます。
腸内環境を整える
フコイダンは腸内の善玉菌のエサとなり善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあります。
腸内環境が整うと、便秘の改善や免疫のアップ、美肌の効果などさまざな効果を得ることが出来ます。
さらに、フコイダンにはもっとこんな効果があるのではないかと、今研究が進められている効果がこちら。
免疫力アップ
フコイダンにはナチュラルキラー細胞を活性化して免疫機能を向上させるという研究報告があります。
免疫力がアップするとインフルエンザなどの感染症ににかかりにくい強い体になります。
アレルギー反応の抑制
フコダインはアレルギーを起こす抗体IgEの過剰生産を抑制して、アレルギー反応による炎症をしずめる効果があるという研究報告があります。
そして、今一番注目されているがん予防の効果です。
新生血管の抑制作用
がん細胞はみずから血管を作りだしてそこから栄養を吸収して増殖します。
フコイダンにはがん細胞が作る新生血管の発生を抑制して、がんの増殖を抑制する作用があるという研究が報告されています。
がん細胞の自然死促進
正常な細胞は役目が終わったときに自ら死ぬことが遺伝子に組み込まれています。
これをアポトーシスといいますが、がん細胞はそれをわきまえずにどんどん増えていく性質の悪さがあります。
フコイダンにはがん細胞にアポトーシスを思い出させる作用があるという研究報告があります。
高血圧、コレステロールの抑制に。がごめ昆布のアルギン酸の効果
天然のがごめ昆布1kgあたりアルギン酸200~230gを含有しています。
アルギン酸は高血圧の抑制や腸内の不要物の排出が期待できます。
高血圧の要因として体内のナトリウム増加が挙げられますが、アルギン酸はカリウムと結びついており、腸内でカリウムを放出することで、ナトリウムを吸着して体内のナトリウム吸収を防ぎます。
またアルギン酸はコレステロールにも効果があります。
食物に含まれるアルギン酸はアルギン酸カリウムといい、コレステロールを体内で包み込み体外へ排出する水溶性食物繊維です。
このアルギン酸カリウムがコレステロールの抑制の効果があり、動脈硬化の予防も期待できます。
脳梗塞・心筋梗塞、ダイエットにも。がごめ昆布のラミナランの効果
天然のがごめ昆布1kgあたりラミナラン40~45gを含有しています。
フコイダンと一緒ににがごめ昆布の粘質成分となっていて抗腫瘍作用、抗血栓作用、高血圧抑制作用が期待されます。
がごめ昆布に含まれるラミナランは血管内の血栓を溶解する性質や肌の保湿効果があると言われ、生活習慣病の予防やダイエットに適していると言われています。
がごめ昆布は育毛剤や化粧品でも注目されている!
さらに、がごめ昆布には髪への効果の期待されています。
がごめ昆布に多く含まれているフコイダンは、毛髪の成長因子の生産を増やして毛母細胞の増殖を促進します。
海藻類特有の保湿効果も強く、頭皮の潤いをキープし良好な頭皮環境を維持できると言われています。
もちろん育毛効果を狙ってがごめ昆布を食べて取りれても良いのですが、食べるよりも育毛剤として頭皮に直接塗布する形で使用する方が効果的です。
ガゴメ昆布が使用押されている育毛剤はなかなかドラックストアなどでは見かけられず、少し高めの価格帯で通信販売などで売られています。
また、がごめ昆布は保湿成分がたっぷりでアンチエイジングにも効果が期待されています。
がごめ昆布に多く含まれているフコイダンは、人のお肌の、湿い、シワ予防、肌のハリ、肌の透明感、コラーゲン保持という4つのお肌への効果があることが研究されています。
がごめ昆布を使用した化粧水やクリームなどの化粧品も販売されているんですよ。
使用感はまさにとろーんと粘り気があり、保湿に効果が期待できそうなものが多いようです。
購入する際の注意点として、育毛剤も化粧品もフコダインがガゴメ昆布から抽出されたものであるかどうかをよく確かめましょう。 同じフコダインでもがごめ昆布以外の海藻類から注油されたフコダインは育毛やアンチエイジング効果は下がってしまいます。
いかがだったでしょうか?
今注目されているがごめ昆布 の効果や効能についてまとめてみました。
知れば知るほど、魅力的な昆布だと分かっていただけたと思います。
魅力的な健康・美容効果に加え、クセになるネバネバ具合は病みつきになること間違えなし!
あなたもがごめ昆布を毎日の生活に取り入れてみませんか?