黒にんにくの効能や効果、副作用は?レシピなどの作り方や販売店など黒にんにくまとめ
黒にんにくってどんなもの?
黒にんにくって最初は黒くないって知ってましたか?
白いにんにくとは別の品種で、黒いにんにくを畑で栽培されたものを想像しませんか?
実は、元々白いにんにくなんです。生の白いにんにくが発酵熟成する際に化学反応がおこり、黒くなったものが「黒にんにく」です。
白い生にんにくには糖質とアミノ酸が含まれており、この2つがメイラード反応をおこして発酵し熟成され、色は黒く「黒にんにく」に生まれ変わるんですって。
発酵熟成されることにより抗酸化作用も高まるようです。
また、元々にんにくが持っているポリフェノールやアミノ酸(たんぱく質)の含有量が増加するほか「S-アリルシステイン」という有効成分も大幅に増加します。
S-アリルシステインとはポリフェノールの一種です。
・コレステロール低下
・抗酸化作用に良い
・滋養強壮
・老化防止
ポリフェノールって聞くとこんなイメージで、とても体に良いって感じがしますよね。
黒にんにくの効能
黒にんにくって健康によいと言われていますが、いったい何に良いのでしょうか?
・生活習慣病の予防
・抗がん作用
・血液をサラサラにする
・疲労回復・体力増強
・アレルギー改善
・腸の働きを正常化
と、様々な効能があるようです。
黒にんにくの新成分 S-アリルシステイン の効果効能ってこんなにすごいんですね!
1.生活習慣病の予防になる
人間の体は、40歳を過ぎる頃から体内に活性酸素が蓄積してしまいます。
活性酸素が増えると老化によるシミやシワ、白内障、関節炎、がん、糖尿病、動脈硬化、肝機能障害、アレルギー、メタボリックシンドローム(生活習慣病)の原因になります。これらを解決してくれるのが「S-アリルシステイン」です。
S-アリルシステインには、老化や動脈硬化、生活習慣病などの原因となる活性酸素を除去する働きがあります。
S-アリルシステインの大きな特徴といえば即効性です。S-アリルシステインは口から摂取すると約15分から30分程度の短時間で吸収するため、即効性も期待できると考えられています。
2.抗がん作用
元々、生にんにくにも抗がん作用があることが分かっていますが、黒にんにくが持つ抗がん作用はさらに強力なものです。というのも、黒にんにくになることで生成される S-アリルシステインがNK細胞を活性化させ、がん細胞の抑制に効果的であるからです。黒にんにくのがんに対する研究報告は数多くなされています。現在も引き続き研究が行われています。
3.血液がサラサラになる
黒にんにくには、研究により循環器病の予防や治療効果が期待出来ることが報告されています。中でも特に注目を集めているのは、コレステロールや血圧を低下させる作用です。
つまり、黒にんにくには血液をサラサラにしてくれる作用があるということです。
日本の3大死因である、がん・脳血管疾患・心臓病のうち、心臓病と脳血管疾患は循環器系の病気です。これらは動脈硬化が原因で発症することが分かっています。黒にんにくを食べることにより日頃から血液をサラサラにしておけば、いつまでも若々しく健康的な体を維持する事が可能です。
4.疲労回復・体力増強
黒にんにくは生にんにくと比べて様々な成分が増加します。その中にひとつが アルギニン です。
黒にんにくにはアルギニンが生にんにくと比べて3倍も含まれています。アルギニンとはアミノ酸の一種で、老化抑制、免疫力の向上、一酸化窒素生成などの効果vがあります。そのため、疲労回復や体力回復、精力の増強といった効果を期待することができます。
また、黒にんにくには血液循環を促進させる作用があります。その為、体を温める効果が期待できます。
5.アレルギー改善
アレルギーの反応は、免疫系の異常により起こるものです。とくに体に害のない細菌やウイルスでも過剰に反応してしまうこともあります。アレルギー反応で代表的なものといえば、花粉症やアトピー、喘息、食物アレルギー、金属アレルギーなどです。
近年では、アレルギー体質の方が増えており、3人に1人は何かしらのアレルギーがあるとも言われています。アレルギーの原因や治療法が明確に解明されていませんが、実際に黒にんにくを食べている方の中には 喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎などの症状が緩和・改善した、という報告がたくさんあります。
これは、黒にんにくに含まれる成分でレクチンという物質に、腸管免疫を活性化させる作用があるためです。この影響で全身の免疫が正常に働き、アレルギーが改善するとされています。
黒にんにくの副作用は?
黒にんにくを食べると健康に良いのは分かりましたが、副作用はどうなの?と思う方もいるのではないでしょうか?
黒にんにくは薬ではないので副作用はありません。
免疫力の向上、疲労回復、滋養強壮、生活習慣病予防など様々な健康効果が期待できますが、さまざまな効果があると「副作用は?」と思う方もいるのはないでしょうか。
黒にんにくは薬ではなく健康食品なので、「副作用」はありません。
「副作用」とは何なのでしょうか。
薬は、病気を治したり病気に伴う症状を軽減させたりすることが目的で服用するもので、この目的に沿った作用のことを「主作用」といいます。それとは逆に、本来の目的とは違う症状が出ることを「副作用」といいます。
例えば、風邪薬の注意事項には「眠くなることがあります」ということが記載されていますが、風邪薬は眠るために服用するわけではありませんよね。
つまり、風邪薬で言えば「眠くなる」というのが副作用になるのです。
「副作用」という定義には当てはまらないですが、黒にんにくを過剰摂取することによって引き起こされる症状があります。
それは「胸焼け」です。
「にんにくを沢山食べ過ぎて胸焼けをしてしまった」という経験を持っている方もいらっしゃると思います。黒にんにくは発酵熟成されているので、にんにくとは違って普通に食べる分には胸焼けが起きることはありません。
ですが、元々はにんにくなので、やはり食べ過ぎてしまうと胸焼けが起きてしまうことがあります。とらえ方次第では副作用ともとれるでしょう。
「それでは健康のために食べても意味がない」と思う方もいらっしゃるでしょう。ですが黒にんにくの胸焼けはあくまでも「食べ過ぎ」で起こるものです。
どんなに健康効果がある食品でも適量というものがあります。黒にんにくも適量を守って摂取する分には何も問題はありません。
一度にたくさん食べることより、毎日継続して摂取することが健康効果につながります。
適量(1日1~2片)を守って摂取していけば副作用的なことは何もないということです。
黒にんにくの食べ方
黒にんにくってどうやって食べるの?と思う方もいらっしゃると思います。
そんな方に食べ方をご紹介します。
・そのまま食べる
黒にんにくの皮を、みかんの皮を向くようにして、そのまま食べることができます。とても柔らかくて甘いので、デザート感覚で食べることができます。生のにんにくに比べ、胃への負担も少なく安心ですが1日1~2片が目安です。
・料理に混ぜる
皮をむいた黒にんにくをペースト状にし、カレー、ハンバーグ、餃子、肉味噌の隠し味にすると、コクや旨味がアップします。
とある小学校の給食のカレーにも黒にんにくを取り入れているそうで、子供達に大人気です。
・ヨーグルトに添える
黒にんにくは、触感や味がドライフルーツのプルーンのようですので、そのままが苦手な方におすすめ。
ヨーグルトと黒にんにくで腸内環境も整えられますね。
・ドレッシング・たれに
黒にんにくをみじん切りにして、香味野菜等とごま油で中華風のドレッシングに。豆腐やサラダによく合います。
お肉との相性も良いので焼肉のたれや、ステーキソースにもお勧めです。
黒にんにく万能だれのレシピ
ここで、黒にんにく万能だれのレシピをご紹介します。
<材料>
・酢 大匙2
・醤油 大匙2
・砂糖 大匙1
・ごま油 大匙1
・ねぎ 1/2本
・生姜すりおろし 小匙1
・豆板醤 小匙2(辛味が苦手な方はお好みで)
・黒にんにく 2片
<作り方>
①ねぎと黒にんにくはみじん切りにします。
②ボウルに①の材料と生姜すりおろし、すべての調味料を入れてよくかぎ混ぜます。
③煮沸した瓶にいれれば完成!
※冷蔵庫で1か月保存可能
健康にもよく、おいしく食べられて一石二鳥ですよね。
食べやすいからといっても食べすぎには注意しましょう!
黒にんにくの作り方
黒にんにくとは、白いにんにくを発酵・熟成させた食品です。買うと高価な黒にんにくを、なんと自宅で作ることができるんです。そこで黒にんにくの作り方をご紹介しましょう。
材料(5~10人分)
・にんにく……1~2kg(一升用の保温ジャーの場合)
ほかに用意するもの…保温ジャー(炊飯器)、新聞紙(キッチンペーパーでも可)
保温ジャーとは、ごはんを保温しておく道具です。炊飯器と違うのは、保温機能のみなので蒸気が出る穴がないこと。蒸気の出る穴がないのでにんにくの臭いを防ぐことができますし、低めの温度設定なので焦げ付きにくく、マイルドな味の黒にんにくに仕上がります。
ただ、各メーカーにより保温状態が異なることがありますので、注意が必要です。
保温ジャーがなくても、炊飯器の保温機能を使えば出来ますのでお手持ちの物で。
1. 発酵
保温ジャー(炊飯器)の釜に、焦げ付き防止の新聞紙(キッチンペーパー等)を敷き、にんにくを入れます。この時、新聞紙でかるく包むようにしておきます。
ふたをしてスイッチを入れ、10日~14日間そのままにしておきます。
2. 乾燥
2週間たったらふたを開け、黒くねっとりとしていたら黒にんにくの完成です。にんにく独特の辛味が残っていたり、水分が多いように感じたら、もう少し保温しましょう。
注意したいのが、保温しすぎて苦くなってしまったり、保温が足りず黒にんにくが熟成しきれていないとまろやかさがなく、まずく感じることもあります。味見をして大丈夫そうでしたら、外で1日干してから保存します。
この後、常温で1か月以上放置しておくと黒にんにくの熟成が進み、さらにまろやかさが増します。
3.保存
黒にんにくを常温保存する場合は、日陰で風通しの良い所で1か月、冷蔵保存で半年くらいです。黒にんにくは発酵食品なので、夏場は冷蔵庫か冷凍庫に保存することをお薦めします。冷蔵庫保存の場合、黒にんにくの乾燥を防ぐ為、保存容器に入れると良いでしょう。また、皮付きのまま冷凍保存すると皮が剥きやすく、手が汚れません。自然解凍で召し上がってください。
4.注意
黒にんにくを作るにあたり、注意しなければならない事があります。
一つ目は、匂いです。
元々、匂いがきついにんにくを加工するのですから、保温ジャー(炊飯器)は黒にんにく以外の目的では使用できないくらい匂いが取れません。使用する際は、黒にんにく専用にするか、使用しなくなった保温ジャー(炊飯器)をお勧めします。
また、黒にんにくを加工している最中の独特の匂いも、家の中やご近所に迷惑にならないようにするのが必要です。にんにくが保温で発酵するのですからご想像にお任せします。
二つ目は、火災です。
保温ジャー(炊飯器)といっても、10日~14日にわたりずっと保温され続けているわけですから火災にならないとは言い切れません。作業前の保温ジャー(炊飯器)の点検・コンセント等の確認は必須ですね。
三つ目は、電気代です。
保温ジャー(炊飯器)の大きさ・作る頻度にもよりますが、思ったより電気代がかかるかもしれません。
今回、黒にんにくの作り方を紹介させていただきましたが、どうしてもうまくできないという方、なんとなく面倒だという方は、通信販売での購入もできるようです。
余談ですが、国産の黒にんにくと、○○産の輸入品で作った黒にんにくとを食べ比べたことがあったのですが、やはり国産の大きめの黒にんにくの方がおいしく感じました。
加工する前の生のにんにくも食べ比べましたが、やはりおいしいにんにくは、加工しても味がまろやかでおいしかったです。個人的な好みもありますので、参考までに。
小野町黒にんにくの販売店は?
黒にんにくの効能や食べ方,作り方等ご紹介してきましたが、食べてみたい!どこで購入できるの?と思う方もいらっしゃると思います。通信販売やドラッグストア、スーパーマーケットで気軽に購入することができるようです。
全国各地で黒にんにくが生産、販売されていますが、オススメは福島県小野町の黒にんにくです。
また、小野町の黒にんにくは東京都の日本橋に誕生した、福島のアンテナショップ 「MIDETTE(ミデッテ)」でも購入できます。
手に入れる機会があれば是非食べてみてください!
・ハシドラック 県内各店舗
・福島空港内 ふくしま逸品堂
石川郡玉川村北須釜はばき田21
☎0247-57-1511
・JA農産物直売所 愛情館
郡山市朝日二丁目3-35
☎024-991-9080
・JA福島さくら農産物直売所 ふぁせるたむら
田村市船引町字遠表143
☎2047-61-5177
・JA福島サクラ南部営農経済センター資材店舗
田村郡小野町大字小野新町字中通34
☎0247-72-2188
・ペル サルーテパッケージセンター
田村郡小野町大字小野新町字東馬番3-4
☎0247-61-5177(FAX兼)
・おのげんき
田村郡小野町大字飯豊字坂東内前16-2
☎0247-72-5511
・ヨークベニマル 小野プラザ店
田村郡小野町大字飯豊字柿人63
☎0247-72-2165
・ヨークベニマル 小野町店
田村郡小野町大字小野新町字宿ノ後29
☎0247-72-2188
・日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)
東京都中央区日本橋室町4-3-16 柳屋太洋ビル1F
☎03-6262-3977
おすすめの黒にんにくの通信販売はこちら
小野町の黒にんにくの通信販売は残念ながら行っていません。
しかし、黒にんにくは全国各地で生産されているので、他の名産地での黒にんにく通信販売は行われているので、その中でもおすすめの商品をご紹介します。
【オーガライフの黒にんにく】
・TV番組ヒルナンデスで紹介された人気商品
・食べやすいバラバラタイプ
・生活習慣病の予防に役立つポリフェノールの量が生にんにくや炊飯器で作る黒にんにくの1.5倍
>>国産 熟成黒にんにく 無添加 バラ 31片 150g (約1ヶ月分) 購入はこちらから
【パワフルペースト】
・沖縄県国頭村で作られた黒にんにくを独自の室で熟成させた黒にんにくをペースト状に
・持ち運びOK!皮むき不要でどこでも気軽に摂取できる
・カレーの隠し味に、マヨネーズと混ぜてディップにも。様々な料理に取り入れやすい!