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ジューンブライドは花嫁の憧れ!6月に結婚式をあげる!

 2018/09/13 結婚
この記事は約 6 分で読めます。 3,174 Views

6月の結婚式といえば「ジューンブライド」。
雨と紫陽花と純白のウェディングドレス、目にも素敵ですね。

ヨーロッパでは古くから6月に結婚する花嫁は生涯幸せになるという言い伝えがあります。
ヨーロッパの6月は、長い冬が明けて花が咲き始め、開放的で明るいムードが漂います。雨が少なく気候も安定していて、復活祭など各地で祭事が行われるなどお祝いムードが盛り上がるので、6月の花嫁は多くの人から祝福され幸せになると言われているのです。
また、その昔ヨーロッパでは、3月から5月には農作業で多忙なため結婚が禁止されていました。
そのため、結婚が解禁となる6月に結婚式を挙げるカップルが多いことから、6月の花嫁が広まったという説もあります。

このほかにも諸説ありますが、最も一般的なのが、ヨーロッパ神話の主神ゼウスの妻Juno(ギリシャ神話ではヘラ)の名前に由来しているという説です。
このJunoは、家庭を守り子どもを育てる結婚生活の守護神です。
Junoが祭られたのが6月であることから、6月に結婚すると、その加護によって幸せな結婚生活ができると言われているのです。

日本でジューンブライド(6月の結婚式)が広まった理由

ヨーロッパの6月は1年の中で最も雨が少なく気候のいい月で、結婚式にも適しています。
けれども、日本では6月といえば、梅雨。雨が続き、湿度も高く、不快なイメージが強いですよね。
本来ならば、結婚式など一番避けたい時期かもしれません。

梅雨真っ只中の6月、かつては全国の結婚式場はどこも閑散としていました。
当時、空調設備がまだまだ十分ではなく、着物を着る人も多かったでしょうからうなずけますね。
そこで、6月の売り上げを何とかしたいと考えたホテル業界やブライダル業界が、ジューンブライドの言い伝えに目をつけ、宣伝に利用しようと提案したのが始まりだといわれています。
つまり、日本では、梅雨時期の売り上げの落ち込みを回復させるための戦略として、ヨーロッパの「ジューンブライド」を輸入し、「6月の花嫁は幸せになれるんですよ」と宣伝し始めたことで広まっていったのです。

しかし、その戦略も1960年代当初はあまり効果が上がらなかったようです。
時代とともに、式場内の空調設備が整ったこと、また、日常生活そのものが欧米化し、室内での演出もバラエティ豊かになってきたこともあって、ジューンブライドという言葉は浸透していきました。

こんな日本の事情を知ってしまうと、ちょっとガッカリする人もいるかもしれませんね。
でも、6月が結婚をつかさどる女神の月であることに変わりはありません。
伝統や縁起をかつぐことを大切にする日本人にはピッタリですし、ロマンティックな言い伝えに共感する人も多いことでしょう。

ちなみに、皇太子と雅子さま、秋篠宮と紀子さまも6月にご結婚されました。
こうした皇室効果もジューンブライドの定着に貢献しているのかもしれませんね。

屋内主体の演出で梅雨対策

6月の結婚式では、雨対策は特に欠かせません。
式場スタッフと相談して、できるだけ室内主体の演出を工夫したいものです。
室内での演出でもっともインパクトの強いものといえば、やはり花火でしょう。
最近は低温花火の普及で、室内の演出に花火を使用することも珍しくなくなりました。
水の魔術師ともいわれるアクアリングは、とても清涼感のあるパーティーアイテムで、蒸し暑い梅雨の時期にはもってこいです。
技術の進歩とともに、光を利用した素敵な演出も増えてきました。

とはいえ、結婚式といえば、フラワーシャワーやブーケトスなどに憧れる女性も多いですよね。
そんな場合は、全天候型の結婚式場を選んではいかがでしょう。
最近では、デザートビュッフェや記念撮影を満喫したり、フラワーシャワーやクラッカー・バルーンリリースなども楽しめる、インナーガーデンの充実した式場も増えてきました。
これなら、お天気を気にしたり、代替案を用意したりする必要もなく、安心して楽しむことができます。

また、雨の中来場してくださる招待客のために、タオルを用意して受付でお渡ししたり、着替え室を用意するなどの配慮があると喜ばれるでしょう。
着替え室やお化粧室に、ドライヤーや靴磨きなどの備えがあると、気が利いていて素敵ですね。
「お足元の悪い中、お越しいただき・・・」と一言労いと感謝の言葉を添えるだけでも、ずいぶん気持ちよく過ごしていただけるに違いありません。

父の日を絡めた演出で感動を

6月の第3日曜日は、父の日です。
6月の結婚式ならではの演出として、父の日を絡めた演出はいかがでしょう。
大切な娘の結婚式は、特に父親にとっては思うところも多いはず。
そんな気持ちも汲んで、花嫁からの花束贈呈を母親だけでなく父親にも用意したり、父親の好きな曲を生演奏してもらうなど、ちょっとしたサプライズはいかがでしょうか。
少人数の気心の知れたアットホームな披露宴なら、父親の涙する姿に招待客もきっと感動することでしょう。

ただし、あまりやりすぎは要注意です。
招待客の多い場合は、義理やお付き合いで出席されてる場合も少なくありませんから、逆にしらけてしまいかねません。
特に、父の日当日が結婚式の場合は、招待客自身も父親へ感謝の気持ちを伝えたいところを、押して出席してくださってる人もいるということを忘れないでください。

花嫁花婿の父親だけでなく、出席している「お父さん」やお父さんのいる人全員に何らかのさりげないプレゼントをするなんて演出があると、みなさんの気持ちも和み、思い出に残る素敵な結婚式になるかもしれませんね。
「ジューンブライド」の他にも、フランスでは「Mariage pluvieux,mariage heureux」(=雨の日の結婚式は幸運をもたらす)という言い伝えもあって、その由来も、雨と一緒に天使が舞い降りてくる、雨が一生分の涙を流してくれて幸せになるなど諸説あるようです。

日本でも「雨降って地固まる」とか「雨が降る」から転じて「振り込む」、「幸せが振り込んでくる」といった言い伝えから、何かの節目の時に雨が降ることは縁起が良いこととされています。

ともあれ、どんな天気でもお二人にとって人生の大切な日であることに変わりはありませんよね。

ジューンブライドには憧れるけど、梅雨の結婚式はどうかと迷っていたあなた、お天気のためにジューンブライドをあきらめるなんてもったいないですよ。
進歩した技術と、おもてなしの心で、素敵な結婚式を演出。
あなたも是非、6月の幸せな花嫁になってください!

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