挙式のみで披露宴はなし!小さな結婚式ってアリ?
挙式のみで披露宴は行わない、というカップルが年々増えているようです。チャペルや神社、または最近人気の海外で挙式だけを行うという、とてもシンプルなスタイルです。
式も親族のみ、もしくは親族とごく親しい友人を招いて挙げる場合や、二人だけで挙げる場合などがあり、そのような挙式のみの結婚式を扱っている会場もあるので気になる方は一度チェックしてみるといいかもしれません。
結婚式・披露宴なしの「ナシ婚」を選ぶ理由
「ナシ婚」とは、入籍はしたが結婚式や披露宴をしないことを言います。近頃では、結婚したカップルの約半数がこのナシ婚なんだとか…。
ナシ婚を選んだ理由は大きく分けて三つあります。
(1)経済的事情
「挙式や披露宴をするお金がなかったから」「費用が高そうだから」などの経済的な事情で、結婚式をしない選択をしています。
(2)授かり婚
「挙式を行う時間も余裕もなかった」「出産後落ち着いてから挙げたいと思ったから」妊娠中の体に負担がかかることを考慮して結婚式を諦めた場合や、時期を出産後に先延ばしにする場合もあるようです。
(3)セレモニー的行為が嫌い
「派手なのは苦手だから」「見せ物のようになりたくないから」というように、皆から注目される華々しい結婚式や披露宴のような場が苦手だという理由を挙げる人もいました。
挙式のみの結婚式という選択肢
チャペルや神社で挙式のみ行うのにかかる料金は、だいたい10万円前後のところが多いようです。少人数の結婚式や、挙式のみのウェディングプランなら、挙式料金、衣装レンタル、着付け・ヘアメイク、装花などが含まれていて、中には写真代も入ったお得なプランもあります。
挙式・披露宴にかかる費用が約340万円という全国平均に比べると、格安で結婚式を挙げることができるんです!これなら「結婚式にお金をかけたくない」「経済的に余裕がない」などの理由でナシ婚を選んでいたカップルにも、魅力的ですよね。
また、親族のみの少人数やふたりだけの式なら落ち着いたアットホームな雰囲気なので、「大げさな披露宴は気後れしてしまう」「派手なことはしたくない」というカップルでも満足できるはず。
ふたりで結婚式はナシと決めていても、親から「結婚式だけは挙げてほしい」と言われ、親孝行のために結婚式を…と考えるカップルもいるでしょう。そんな場合も、披露宴なしで挙式のみのウェディングスタイルならそれほど負担を感じることなく取り入れられそうですね。
披露宴なしで挙式のみにするメリットとは?
・費用が抑えられる
結婚式と披露宴を行う場合に比べて、費用を格段に安く抑えることができます。その分、新婚旅行や新生活の準備の費用に回したり、将来のために貯金したりということができるのです。
親に負担をかけたくないから自分たちのお金で式を挙げたいというときも、10万円前後の費用なら準備しやすいですよね。
・リラックスして式に臨める
ゲストを大勢招いた結婚式&披露宴ともなると、びっしりと予定の詰まったタイムスケジュールに追われ、楽しんでいる余裕もなかった…なんてことも。その点、親しい人だけの挙式ならリラックスして臨むことができ、一瞬一瞬を楽しむ心の余裕を持つこともできます。
・準備が楽
結婚準備にかかる時間は平均で9.3ヶ月と言われています。人気のある会場をおさえようと思ったら、1年前からじゃないと間に合わない…なんて場合も。
ところが挙式のみの結婚式なら、最短で1〜2週間で挙げられるところもあるんです!仕事が忙しくて準備に時間がかけられない、決めなきゃいけないことが山積みで面倒くさいという人にとって準備にあまり時間がかからないというのは嬉しいですね。
・家族に感謝の気持ちが伝えられる
披露宴も行う場合結婚式当日はスケジュールをこなすことに追われ、全て終わるまで家族と会話をする時間すらままならないことも多いものです。一方、家族だけの挙式なら距離が近い分一体感があり和やかな雰囲気の中、改めて家族に感謝の気持ちを伝えるいい機会になるのです。
初めは結婚式を挙げるつもりがなかったカップルでも、実際に挙げてみると「親が喜ぶ顔を見れてよかった」「家族にいい式だったと喜んでもらえた」などと大部分の方がやってよかったと感じているようです。
・けじめがつけられる
入籍だけするより結婚式を挙げることで、結婚して夫婦になったんだという自覚が芽生えやすいという利点もあります。
・自分たちらしいスタイルを実現できる
「本当は披露宴のような大げさなことは苦手」「派手な演出は嫌い」「大勢を招いて気を遣うのは疲れる」そんな風に思っている人も多いはず。無理することなくに自分たちらしくありたいと願うカップルにとっても、挙式のみのシンプルな結婚式がピッタリ!
・思い出ができる
式を挙げずに写真だけ撮ることもできますが、結婚式そのものが幸せな思い出となっていつまでも記憶に残るというのはとても素敵なことですよね。「花嫁姿を見たい」という親御さんの願いや、ウェディングドレスや白無垢への憧れも、挙式のみの結婚式なら叶えることができます。
結婚式には披露宴がつきものという固定観念にとらわれず、ふたりらしいウェディングスタイルを見つけてくださいね。