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憧れの注文住宅!一体どれくらい自己資金は必要になるの?

 2018/09/26 住まい
この記事は約 5 分で読めます。 4,579 Views

憧れの注文住宅となると「こんな間取りがいいな」「最新の設備もつけたいよね」と希望は大きく膨らんでいきますね。
ご夫婦でのこだわりもいろいろ出てくるかもしれません。

でもちょっと待って。全部希望を叶えていたら、当初の予算から大幅にオーバーしてしまう、なんてこともよく聞く話です。
では一体、どれくらいの予算を考えておく必要があるのでしょうか。
また、自己資金はいくらぐらい用意すればいいのでしょう?

注文住宅だからこそ気を付けたい、お金のこと

注文住宅を建てられる方と、建売住宅を買われる方ではお金のことで大きく違う、大切なお金のお話があります。
一体何でしょうか?

注文住宅を建てようと考えられる方は、家を建てる土地を既に所有しているか、それともこれから探して、そこに家を建てるかによっては、大きく流れが違います。
建売住宅の場合は土地と建物と合計でいくら、と総額が分かるため、そのうち住宅ローンはいくら利用して自己資金はいくら用意するか、とてもシンプルに考えられます。
また、既に出来上がっている建売住宅の場合は、住宅ローンの借入手続きが済み次第、すぐに入居することも可能ですので、今の家賃と住宅ローンの返済が重ならないようにうまく調整することも可能です。

しかし、これから土地を探して注文住宅を建てる方の場合、住宅を建て始めるまでに土地の代金を支払うことになります。
新居はまだ完成していないどころか、これからプランを考え始めると言う段階で、ローンの返済だけは始まることになります。

また、注文住宅では、建売住宅と違ってガスや電気、水道と言った配管の引込工事や、土地の地盤調査など、まさに「一から建てる」為に必要になる工事費用が建物代金とは別にかかる場合もあります。
逆に、今建っている建物を一旦取り壊してから注文住宅を建てる場合は、建物の解体費用も必要になってきます。

他にも、注文住宅の場合は、住宅を建て始めるとき、住宅を建てている途中、出来上がったとき、と代金を分割して支払うことがよくあります。
たとえ建物代金全てを住宅ローンで借入するつもりであったとしても、一旦は立て替えて代金を支払うだけの、まとまった資金が必要になってくる場合もあります。

この辺りは借入先の金融機関によって、条件が異なりますので、住宅メーカーのローン担当に詳しく相談しておく方がいいでしょう。
「マイホームを建てる」と一概に言っても、かかる費用や支払うタイミングは、注文住宅と建売住宅では随分と違います。

注文住宅での失敗事例

注文住宅を建てる際、最もよく聞かれる失敗事例は「予算オーバー」ではないでしょうか。
注文住宅では、間取りや設備など自分の希望を叶えられると言う、大きな魅力があります。
まさに夢のマイホーム、完成まで本当に楽しみですよね。
ただ、どれだけ予算をしっかり立てていても、施工打ち合わせの段階で、「最初が肝心だから」と当初の予定よりもより良い設備を勧められて設置し、予算オーバーをしてしまう人も非常に多いのが事実です。
だからと言ってコストカットに重きを置くと、せっかくの注文住宅なのに、完成してみれば大したこだわりのない、安っぽい、手抜きのような建物になってしまったと言う話もあります。

また、注文住宅の場合は建売住宅と違って、一から作っていくことになりますので、工事の工程をしっかり確認することが出来ます。
その反面、床や壁の色一つでも「もう少し明るい色の方がよかった」と、完成したときに「自分の描いていたイメージとちょっと違う」と言った、食い違いが起こってしまう恐れもあります。

予算をオーバーしてしまった時、怖いのはその不足分だけ借入額を増やしたいと思っても、増やすことが出来ず、その分は自己資金を上乗せして準備する必要に迫られることがある点です。
注文住宅を建てる時、「家については、私たちは素人だからプロの意見は聞いておいた方がいい」と住宅メーカーの言いなりになってしまった、と言う失敗事例もあります。
「標準的には」「相場では」と言う世間の平均に合わせるのではなく、ご家族でよく話し合って、優先順位をよく考えて、しっかり意見をまとめておくことが必要になります。

自己資金は多ければ多いに越したことはない、でもそれよりももっと大切なこと

建売住宅でも注文住宅でも、どちらでも大きな買い物であることには変わりありません。
住宅ローンを利用する場合、準備出来る自己資金が多ければ多いほど、住宅ローンの借入額が少なくてすみますので、後々のローン返済の負担が少なくてすみます。
その為、まとまった自己資金を蓄えるまで、家を建てるのを先伸ばしにしよう、と計画される人ももちろんいるでしょう。
ただ、それも決して得策とは言いきれないのです。

たとえば、5年間しっかり貯金をして自己資金を用意し、家を建てよう!と計画した人と今、手元にある資金で建てられる家を建てよう!と住宅ローンを組む場合、住宅ローンを早く返し終わるのは、一体どちらでしょうか。

早く終わるのは後者です。

また、5年間貯金をしている間も、家賃は払い続けていますのでその分の支出も大きな額になります。
金利が超低金利と言われる昨今、もし今後金利が上がっていくようなことになれば、借入の残高がたくさん残っている方が、負担は大きくなってしまいます。

建売住宅と比べると注文住宅は、当初の段階で「確定していない費用」が多くあります。
そのため、建売住宅よりも、より余裕を持った資金計画をしておく方がスムーズに話を進められるでしょう。
準備出来る自己資金が多ければ多いにこしたことはありません。

でも、本当にもっと大切なことは「無理のないローンを組むこと」なのです。
自己資金が多ければ、無理をしていないローンか、と言えば必ずしもそうとは言えません。

また、逆に自己資金が少なくても、無理のない予算でローンを組んでいる人もいます。
「どんな家を建てたいか」と夢を形にしながら「どんな生活を送りたいか」と現実のイメージを膨らませてしっかり資金計画を立てましょう。

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