マンスリーマンションとウィークリーマンションの違い知ってますか?
マンスリーマンションとウィークリーマンションって家具付きで住まいを短期で借りられる、というイメージが一般的にあると思います。
皆さんは、この2つの違いをご存知ですか?
文字のまま、ウィークリーとは週単位で、マンスリーとは月単位で契約する物件でしょう?と答える方が多いでしょう。
もちろん、その認識で正解です。
しかし、例えばウィークリーマンションでも月単位で借りることができますし、
マンスリーマンションでも日単位や週単位の対応をする不動産会社もあります。
このように、実際にはマンスリーマンションとウィークリーマンションの線引きは曖昧なのです。
ではどうして似通っているマンスリーマンションとウィークリーマンションは別々に存在するのでしょうか?
マンスリーマンションとウィークリーマンションの契約形態
実は、マンスリーマンションとウィークリーマンションは借りるときの契約形態が異なります。
マンスリーマンションだと定期借家として短期賃貸契約をすることになります。
これは一般的なマンションを借りる契約とほぼ一緒になります。
契約は賃貸業に沿って事前申込や入居審査等がある場合が多いです。
対して、ウィークリーマンションは旅館業法の方に属します。
ホテルや旅館に泊まる時に個人情報を書きますが、それに身分証明書を加えるなど、もう少しきちんとするような感じです。
ですので、保証人は基本的には不要としているところが多いです。
旅館業法の管轄は厚生労働省なのですが、
そこで「1~2週間程度ないし1か月に満たない短期間」は旅館業に該当するとしています。
ですので、基本的に週単位で契約するウィークリーマンションは旅館業の方に分類され、
基本的に1ヶ月以上の契約をメインとするマンスリーマンションは定期借家賃貸契約になるのです。
しかし、先にも言った通り実際にはマンスリーマンションとウィークリーマンションの線引きが曖昧になっていて、
どちらの契約形態になっているかは不動産会社によって異なります。
ですが、利用者にとって特にこれといった影響はないので、
きちんと契約が成されればそこまで気にしなくても大丈夫です。
また最近では、マンスリーマンションもウィークリーマンションも契約の簡素化を進めています。
契約を郵送で行ったり、鍵の受け渡しをなくしたり、様々な方法を工夫しています。
マンスリーマンションもやウィークリーマンションを契約する人は遠方に住んでいたり、
時間が取れなかったりする人が多いので大変助かりますよね。
ですから、マンスリーマンションもウィークリーマンションも
実質的には手続きの手間の差はなくなりつつあります。
マンスリーマンションとウィークリーマンションの料金の違い
マンスリーマンションとウィークリーマンションは料金はどちらがお得なのでしょうか?
答えは、あなたが住む日数によって異なります。
3週間程度までならウィークリーマンションの方が総合的な料金が安くなる場合が多いです。
1か月程度ならマンスリーマンションもウィークリーマンションもほぼ同料金になる場合が多いです。
3か月以上であればウィークリーマンションの方が総合的な料金が安くなる場合が多いです。
さらに、長く住めば住むほど契約プランが変わって料金が抑えられます。
1年以上であれば一般的な賃貸契約の方が総合的な料金が安くなる場合が多いでしょう。
もちろん不動産会社や立地状況などで異なってくるので、単純に比較はできません。
あくまで一種の目安として、参考にしてみてください。
マンスリーマンションとウィークリーマンションの部屋の違い
マンスリーマンションとウィークリーマンション、というくくりでの部屋の違いは特にありません。
家具家電の備え付けがあったり、寝具の貸し出しがあったり、
設備のいろいろは物件によって異なります。
強いて言えば、マンスリーマンションの方が
部屋の広さが広い
壁の厚みがある
など、部屋の作りとしては若干良い場合があります。
ただし、古いマンスリーマンションより新築のウィークリーマンションの方が綺麗で居心地が良い
という場合もあるなど物件によって様々ですので、短期で住むと割り切って直感で決めることも大切です。