仕事と介護の両立したい人、他にいませんか?
親の介護はチームでイベントを進めるような姿勢で挑む!
親の介護を一人で進めようとすると、全てが重荷に感じて大変ですよね。
でも親の介護は長期の場合もあるのです。
一人で抱え込まず、味方をたくさんつくりチームプレーで挑みましょう。
親の介護は親をサポートするイベント!
親の介護は長期化することも多く、誰かが一人で引き受けて介護をするのは到底無理なことです。
親族はもちろん、ケアマネジャーなどの専門職と連携していくことが欠かせず大切です。
親の介護は一つのイベントと考えるとよいでしょう。
親をサポートするためのイベントです。達成するためにチームが必要になり、そしてチームメンバーと戦略を立ててそれをこなしていく。
頼りになる味方を多くつくることで、問題が発生したとしてもその場に留まることなく、少しずつ進んでいいくパワーとなります。
味方がいれば、一人で抱え込む必要はなく、それは自分の生活を大切に保つ原動力になるでしょう。
味方は子ども(兄弟姉妹)だけではないです。一人っ子の方も自分はひとりだと思いつめず、探してみましょう。
チームの一員となってくれるのは、親戚、ケアマネジャー、担当医、地域包括支援センターの人、親の家の近所の人、などさまざまです。
みんな支え合っています。
自分一人で抱え込まず、介護をしていても自分の生活が別にある、という生活をできるとよいですね。
親が病院を退院するときもイベントとしてチーム一丸となって乗り切る!
親の介護のスタート。すなわち、イベントの始まり。
それは、入院している親が病院を退院するときが多いのではないでしょうか。
親の介護のスタートは、入院している親が退院するときが多いのではないでしょうか。退院時には退院時カンファレンスといって、医師やケアマネジャーと話し合いの場があります。一人で頑張ろうとせず、相談をしながら介護をスタートしていきましょう。
親が退院するときこそ、介護イベントの始まり
例えば、子が仕事で手いっぱいのときに、離れて暮らす親から電話がかかってきます。「お父さんが体調悪くて入院したの」という母親からです。
いよいよ親の介護の始まり。
その時、あなたはどうしても外せない仕事があり、すぐに病院に駆けつけることができません。おそらく、自分の代わりに早く駆けつけてくれそうな人をいろいろ思い浮かべ、電話をすることでしょう。
配偶者の場合もあるでしょうし、兄弟姉妹や自分の子の場合もあるでしょう。あるいは、親の近所に暮らす親戚や友人という場合も。 その人たちは、すべてチームの一員となりうる人材なのです。
入院した親の退院時期は、またたく間にやってくるでしょう。 在宅に戻った後、支援や介護をやるぞと気持ちがある人もいるかと思います。
その場合は、退院と同時にサービスを利用が可能となるように、医師や病院の相談員、地域包括支援センターなどに相談しながら、介護保険制度の申請をします。親を在宅に戻すというイベントの始まりとなります。
退院時には退院時カンファレンスといって、本人、家族、医師など病院担当者、ケアマネジャーで話し合い、今後の暮らし方について考える場があります。
ここでは、ケアマネジャーは医療機関から情報を得て、どういう体制にすべきかを考えてくれます。
これは、まさに仕事でおこなうイベント会議のようです。問題が発生するたびに、このようにチームで向き合えば、きっと乗り切れるでしょう。
一人で頑張ろうとしても、親の介護は長期にわたることもあるため、無理難題です。 チームで問題に向き合い、一歩一歩進んでいきましょう。
親の介護費用は親の財布からでOK!でも領収書やレシートなど明細を必ず残して!
親のお金を使うときにトラブルを防ぐには?
自分の両親に支援や介護が必要となってくると、もちろん支出も増えてきますよね。特に介護が必要になった両親の住まいが『遠い』ときには大変です。
ズバリ!明細を残して証拠を残す。
自分の両親に支援や介護が必要となってくると、もちろん支出も増えてきますよね。特に介護が必要になった両親の住まいが『遠い』ときには大変です。交通費もかさむことはもちろん、病院や介護に関わる支払い、その他にも両親の生活における身のまわりのものすべてにおいて、その支払いを親に変わっておこなうことも増えていきます。
親のお金を使わなくてはならない状況になったとき、あなたはどんなところに気をつけますか?ここであることに気をつけないと、親のお金をきっかけにおおきなトラブルが起きてしまう場合もあるので注意が必要です。
原則は「親の介護にかかる費用は、親のお金を使う」ということで問題はありません。ただしその際、介護における支出の流れをすべて明細にのこして明らかにしておくことです。
特に兄弟や姉妹がいる場合は、支出の流れを正確に記録しておくことで大きなトラブルを最低限に抑えることができるのです。
親の介護で支出をすることは、会社の経費のことを思い出してみましょう。いかがですか?会社の経費であれば、例えば仕事で経費を使ったときはその使い途を書いて、領収書やレシートを大事に保管しておきますよね?親にかかった費用も同じです。領収書やレシートなどの明細をしっかり保存して、後ほどでもしっかり確認できるかたちで残しておきましょう。
親に住まいが遠い場合は交通費もかかります。親から交通費をもらった場合も、日付と金額などをメモしておくとよいでしょう。
親の経済面における状態によっては、その親の財布をまるごと完全に預かることがあるかもしれません。そんなときは、兄弟・姉妹から「親のお金を自由に好き勝手に使っているのでは?」と疑いをかけられてしまうこともあるかもしれません。そんなことがあっては寂しいですし、お互いに明白にしておきたいものです。
お互いの疑いが晴れず、兄弟・姉妹が壮絶な金銭争いに発展してしまうケースも聞きますので、介護の支出の明細はしっかりと保管しておくことをおすすめします。
親の介護のビジョンはありますか?親自身理想の今後があるはず、しっかり対話し理解してあげましょう。
親と介護について話したことはありますか?
親がイメージする老後とあなたのイメージは違うかもしれません。
話し合いをして、理想の老後、介護を定めましょう。
親と親自身の介護について話し合ったことはありますか?親の理想の現在から最期までの生活があるはずです。子はしっかり理解してあげ、適切な介護をしてあげられるようにしたいですよね。親子のコミュニケーションを増やして、介護計画をたててあげましょう。
親との会話を大切に、ビジョンを実現するために
介護は育児とは違って先が見えないですよね。
たしかに、今後どういう病気を発症するか、どんな感じに心身に不自由が生じるのか、予想はできません。しかし状況は必ず変化していきます。
具体的にどうなるかわからないためなのか、介護は成り行きまかせにすることが多いように感じます。介護サービスについても、選ぶより担当のケアマネジャーなどの専門職に言われるがままに導入することが多いでしょう。
親の人生のさいごです。親がどうしたいかというビジョンを持つことが重要となります。ビジネスのビジョンは到達地点の目標ですが、介護のビジョンは現在から最期に至るまでの全てです。
介護のビジョンは介護のメインである親本人も、それを支える子にとっても、その全てを少しでも笑顔の多いものとなるように計画すること。
計画のためには、現状をしっかり把握することが大切です。
親との対話が絶対に必要となります。
親の気持ちや考えをしっかり知ること。
一言でこうしたいと言えるほど簡単なことではありません。
そのため、対話を積み重ね理解していかなければいけません。
また、親と子のビジョンには違いがでてくることが普通ですので、折り合いをつける作業も必要となります。親の老いで気になることが増えてきたら、親子のコミュニケーションを増やすとよいでしょう。
そして、今後どういう暮らしかたがしたいかという理想がわかれば、そのビジョンを実現するためにはどうすべきかと戦略と立てていきます。
親そして自分が使えるサービス・制度、を見極める。職場で使える制度についても調べると助かるでしょう。
親の人生の終末です。
できる限り思い描くよいビジョン通りに過ごしてもらいたいですよね。
それには、親としっかり話して親の考えを理解してあげることが一番です。